なぜ「最も浅い眠り」が心の傷を癒やすのか?投資の心理学
心が折れそうな時は「レム睡眠」が究極の薬になる!
こんにちは、Mocoです。
2月中旬から、株価の推移はジェットコースターのようですが、
あなたもこんな経験ありませんか?
- 夜も株価が気になって、よく眠れた気がしない。
- 昼間は頭がボーッとして、集中できない。
- しょっちゅうあくびが出る。
- 普段しないケアレスミスが増えている。
私はこんな感じになってしまい、
仕事にも家庭にも支障が出て、大変でした。
株価が暴落して、もし目玉が飛び出るくらい資産が減ってしまった場合、
あなたは心理的に、大きなストレスを受けています。
Annual Review of Clinical Psychologyに掲載された2014年の心理学研究※3によると、
大きなストレスを受けた時には、深い眠りだけではなく、
「浅い眠り」が究極の回復につながると報告されています。
睡眠レベルがとても浅い時、目玉がキョロキョロとまぶたの下で動いています。
これは「レム睡眠」と呼ばれ、はっきりと夢を見ていることが知られていますが、
それだけでなく、なんとレム睡眠は「強いストレスで脳にダメージを受けた時に、
心の傷を癒やす効果がある」という理論がこの研究で解説されています。
レム睡眠は、眠ってからすぐに現れません。
(個人差はありますが)約90分間隔で徐々に長く現れます。
つまり、レム睡眠が十分確保できるよう6時間以上は眠ることがオススメです。
※なお、最適な睡眠時間には個人差があります。「昼間の眠気があるか」が十分眠っているかを判断する目安になります。
以上、本日は暴落時には、投資するにしても、仕事するしても、
とにかく睡眠を6時間以上とることが大事!ということを心理学研究などをもとに解説しました。
「睡眠が大事ってわかってても、気になって眠れないよー!」というあなた!
以前に徹底解説した驚くほどカンタンで効果抜群の「リラクセーション呼吸法」を
(できれば練習した上で)眠る10分前に行えば、速攻で眠れます↓
知識(知ること)と、スキル(やること)は全く違います。
次回は、「投資家のための睡眠力を倍増する心理学~スキル実践編~」を解説します!
<参考文献>
※1 & (2014). The role of sleep in emotional brain function. Annual Review of Clinical Psychology, 10, 679– 708.