現役心理学者のスキルシェア

今日から速攻実践できる「投資」「健康」「教育」の心理学をシェアするブログです。2020年のコロナウイルスによる暴落でパニックになったが、アメリカの大学院で心理学を研究していた心理士の夫から救われた女子。

コロナ暴落が恐怖!冷静に投資を続けるための心理学

イライラ・不安を解消し、冷静さを取り戻すたった一つの心理学

boken photography of woman

こんにちは、Mocoです。

コロナウイルスの株価暴落で、こんなことありませんか?

 

  • 株価が気になって、夜あまり眠れない。
  • 積立投資(ドルコスト平均法)や株主優待のため持株を続けるはずだったけど、怖くて売却してしまった。
  • 売買を後悔して落ち込んだり、イライラする。
  • 気持ちが揺らいで、仕事や家事に影響が出ている。

 

私もそんな一人でした。

けれども、心理士の夫から教えてもらった、今すぐできる速効の心理学スキル

を試しに1週間練習してみました。すると・・・

  • 夜もぐっすり眠れるようになりました!
  • 計画的な投資を冷静に続けられるようになって、毎月の積立投資も再開!
  • イライラしたり、気持ちがすぐに切り替えられるようになって、人間関係もスムーズになりました。

 

それが、私が救われた心理学スキル「リラクセーション呼吸法」です。

 

鼻から息を3秒吸って、口からながーく6秒はく

 

たったこれだけです。

まだ読まれていない方は、まずチェックしてみてください↓

www.mentalist-wife.com

 

今回は、簡単で効果的過ぎる心理学スキル「リラクセーション呼吸法」の効果を最大化するたった2つのポイントと究極のステップをシェアします。

 

ポイント1:息をゆっくり、ながーくはく。

突然ですが、気持ちを落ち着かせるためには、深呼吸するといいって聞いたことありませんか?

実はそれ、「半分」間違っています。

「え?どういうこと?」と思ったあなた、その理由をお話しします。

 

実は、人間は少し昔までは、全然安全に暮らせませんでした。

恐ろしいトラなどが人をおそって、食べられてしまうこともあったんです。

そんな時は、息を大きくすい込んで、肺にたくさんの酸素を取りこんで、

「戦闘モード」になり、戦うか逃げるかしなければなりません。

心理学では、これを「Fight or Flight Response」と呼びます。

 

つまり、深呼吸で息をすいこむとき、逆に「戦闘モード」に切りかえてしまい、

興奮し、冷静さを失ってしまうリスクがあるのです。

「戦闘モード」になると、不安やイライラにふりまわされ、

冷静さを失い、衝動的な行動をとりやすくなってしまいます。

ですから、投資で無計画な行動に走りやすくなり、眠れなくなり、

職場や家庭ではイライラしやすくなってしまいます。

 

「じゃあ、一体どうすればいいの!?」と思ったあなた。大丈夫。

単純に、真逆のことをすればよいのです。

「ゆっくりと、息を長くはく」だけです。

そうすれば「リラックスモード」になり、感情が安定し、冷静に行動しやすくなります。

 

2:その場を離れて、いつも決まった場所でやる

イワン・パブロフという科学者を知っていますか?

彼は、あるとき奇妙な実験をしました。

実験室で、犬にベルを鳴らしながら、エサを見せることを、ひたすらくりかえすと

その後に、不思議なことが起こりました。

 

ベルを聞くことがスイッチになり、

犬はダラーンとよだれを出すようになったのです。

 

つまり、

Before:【ベル】⇒【エサ】⇒【よだれ】

Afeter: 【ベル】 ⇒ 【よだれ】

簡単にまとめると、全く関係のないことが何かのスイッチとなってしまうのです。

心理学の世界では「条件づけ」と呼ばれます。

(※正確にはClassical Conditioningですが)

 

「条件づけ」は、生存本能に関わる強力な心理作用で、

しかも本人が気づかないうちに、無意識に起きるため、

人間をコントロールするとてつもない強力な心理作用があります

 

例えば、私の友人の一人には、

「コーヒーを飲まないと、眠れない」

という妙な習慣のある友人がいます。

 

普通は、コーヒーを飲むと目がさえてしまい、眠れなくなります。

コーヒーには、「カフェイン」が中に入っていて、「戦闘モード」に切りかわってしまうからです。

 

しかし、その友人はあるとき、緑茶を普段ねる時間に飲んでしまいました。

その後、彼女のカラダには眠りのホルモン(メラトニン)が出たため、

すぐ眠たくなってしまったのです。

その結果、緑茶を飲むことが眠りのスイッチとなってしまったのです。

つまり、

Before:【緑茶】⇒【メラトニン】⇒【眠気】

Afeter: 【緑茶】 ⇒ 【眠気】

 

最悪なことに、この友人はいつも「眠れてる気がしない」と悩んでいました。

カフェインの眠りを邪魔する作用は、緑茶を飲んだ後、3〜4時間は続くので、眠りの質がものすごく悪くなってしまったのです。

ここまで聞くと恐ろしい話ですが、 逆転の発想でこの「条件づけ」を利用しない手はありません。

 

【究極の効果が得られる!たった2つのステップ】

ステップ1 職場や家の中で「リラックス・スペース」を決める。

ステップ2 緊張していないときに「リラクセーション呼吸法」を1日数回練習する。

練習前:【リラックス・スペース】⇒【リラクセーション呼吸法】⇒【リラックス・冷静】

練習をくりかえすと、リラックス・スペースに入るだけで、嘘のように気持ちが落ち着き、自動的に冷静になります。

練習後: 【リラックス・スペース】 ⇒【リラックス・冷静】

 

もちろん、リラクセーション呼吸法自体も効果が抜群なのですが、

条件づけを利用することで、効果がMAXになります。

イライラしたり、不安になって「戦闘モード」の時には、

席を離れてリラックス・スペースに移動するだけでよいのです。

 

私はいつも、職場ではトイレ、家ではベッドが「究極のリラックススペース」です。

1週間、1日3回、3分間練習しただけで、すぐに気持ちが落ち着き、冷静に行動できるようになりました。

 

あなただけの「リラックススペース」を決めて練習すれば、わずかな時間で「戦闘モード」から「リラックスモード」へ切り替えて、冷静になれるでしょう。

 

 

以上、簡単で効果的過ぎる心理学スキル「リラクセーション呼吸法」の効果を最大化するたった2つのポイントと究極のステップでした。

 みなさんの生活に少しでもお役に立てれば良いなと思います。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。