株価暴落時は必見!投資と睡眠の心理学研究
睡眠削って投資してもいい?心理学研究の答えはNO!
こんにちは、Mocoです。
2月中旬から、株価の推移はジェットコースターのようですが、
あなたもこんな経験ありませんか?
- 夜も株価が気になって、よく眠れた気がしない。
- 昼間は頭がボーッとして、集中できない。
- しょっちゅうあくびが出る。
- 普段しないケアレスミスが増えている。
私はこんな感じになってしまい、
仕事にも家庭にも支障が出て、大変でした。
最近、長年Wall Streetの投資銀行やヘッジファンドで働き、
プロの投資経験を積んだダン高橋さんのYoutubeをよく見ています。
ダンさんは、暴落時には「しっかり眠ること」を何度も強調していました。
株で損した後、3つ回復方法❗️ 高橋ダン Dan Takahashi [ 株 FX 投資 経済 政治 ビジネス 金融 社会 ]
またダンさんは、「投資の心理学」を非常によく勉強していて、
ニューヨークのプロの投資家には心理学者がついていて、
ダンさんも心理カウンセリングを受けていていたそうです。
今ではヘッジファンドは、AIで高いパフォーマンスを上げているようですが、
基本的に個人投資家は、自分の頭で判断しなければなりません。
いくら冷静な人でも、生身の人間ですから、少なからず心は影響を受けてしまいます。
普通の人であれば、暴落時は心理状態が不安定になるのは当たり前のことです。
ですから自分の身を守るために、個人投資家が心理学を身につけておくことは、
投資において絶対に損にならないと思っています。
私自身も、心理学のスキルを身につけて、驚異的に心が安定しました。
そこで、今回は投資において必須の「睡眠」と心理学についての研究をシェアします。
心理学で実証済!睡眠不足で注意力、記憶力、感情コントロール全てダメに
Journal of Sleep Research に2018年に報告された研究※1によると、
実験の協力者を集め、1晩眠らせないグループと、普段どおり眠るグループの2つに分けました。
その後、実験協力者に、注意力や短い間記憶する力(ワーキングメモリー)のテストを行ったところ、1晩眠らせないグループは、ミスが多くなり、パフォーマンスが大きく落ちていることがわかりました。
睡眠不足は脳のパフォーマンス(感情のコントロール、注意力、短期記憶力など)を悪化させることは、この研究だけでなく数多くの研究から科学的に証明されています※2。
株価が気になるからといって、徹夜ぶっとおしで投資をするのは、いくらなんでも危険過ぎますね。
一晩眠らないだけで、自信過剰になり散財するはめに!
さらに興味深いことに、先のJournal of Sleep Research に2018年に報告された研究※1の驚くべき結果は、ポジティブな種類の問題への回答だけは、睡眠不足でもパフォーマンスは落ちていませんでした。
「どういうこと?」と首をかしげたくなるかもしれません。
学生時代に、テスト前日に徹夜して、やたらテンション上がって何かやらかす人いませんでしたか?
私の友達は、テンションが上がり過ぎて、好きな人にメールで告白し、ふられちゃいました…。
これは、睡眠不足になると、良いところばかりに注目し、冷静さを失い、リスクを見落としやすくなるということを意味しています。
睡眠不足の状態で取引をしていると「まだイケるはず!」とリスクを無視しがちなり、株の買い増しをするなど無計画な投資をした結果、とんでもない損失を抱えてしまうかもしれません。
パフォーマンスが落ちるだけでなく、リスクに気づかずに損失を広げてしまう可能性があるなんて、睡眠不足は本当に恐ろしいですね。
以上、「本日は睡眠不足で、脳のパフォーマンスが劇的に下がる!しかも冷静に判断できず、リスクを見落として損しやすい!」ことを心理学等の研究をもとに解説しました。
「睡眠が大事ってわかってても、気になって眠れないよー!」というあなた!
以前に徹底解説した驚くほどカンタンで効果抜群の「リラクセーション呼吸法」を
(できれば練習した上で)眠る10分前に行えば、速攻で眠れます↓
次回は、投資で失敗した時に心が折れないための「究極に浅い睡眠」について最新の研究論文をもとに解説します。
<参考文献>
※1 Gerhardsson, A., Åkerstedt, T., Axelsson, J., Fischer, H., Lekander, M., and Schwarz, J. (2019). Effect of sleep deprivation on emotional working memory. J. Sleep Res. 28
※2
& (2010). A meta‐analysis of the impact of short‐term sleep deprivation on cognitive variables. Psychological Bulletin, 136, 375– 389.
& (2011). Sleep deprivation lowers inhibition and enhances impulsivity to negative stimuli. Behavioral Brain Research, 217, 463– 466.
, , , & (2011). Sleep deprivation amplifies reactivity of brain reward networks, biasing the appraisal of positive emotional experiences. Journal of Neuroscience, 31, 4,466– 4,474.